香りひとつで…

∞更紗 

2010年05月22日 00:01




空を眺めていたら

あっ、きたきた
ちょっぴり
夏の香りが…


そんな初夏の風を
頬に
受けていると


…ふと…


愛することって

なんて哀しく
嬉しく

そして最高に幸せなことなんだろうかと
鳥肌がたった


わたしを
こんなにも
尊く切なく
淋しい気持ちにさせる
あなたは すごい人


この 何とも 透明で
脆い
不思議な気持ちは


まるで……


雲間から
抜けるような青い空を
一瞬、垣間見た時や


一面の 白い花畑の中で目眩に似た感覚を覚えた時や


雨上がりの木々の香を
吸い込み
細胞が弾けた時に
似ていて


わたしは、
どうしようもなく
涙が溢れてくるの



ただ
あなたが存在しているという
この現実が
愛しくてたまらない


いまここ
全てに感謝しよう



迫り来る季節の気配や
香りひとつで

こんなにも豊かな気持ちになれるなんて


人の心は

どこまでも深く
そして
驚くほど浅いのだろう




今日
風が 変わった

香りが違うね
(*^_^*)


草いきれが
混じった
濃い色の香りになった
(*^_^*)


夏の足音が
近づいてきてる


風師になりたい


更紗

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